変更通知に対応するAPIがあり、早い反映が必要ならWebhookを検討します。適切な通知がない場合や定期処理で足りる場合は、ポーリングが候補です。通知による処理に定期照合を組み合わせる構成もあります。まず業務で許容できる遅延を決めましょう。

仕組みの違い

Webhookは、イベント発生後に提供側から受信先へ通知します。ポーリングは、利用側が一定間隔でAPIへ変更を問い合わせます。どちらもデータ検証、アクセス管理、失敗時の対応は必要です。

例えば注文キャンセルは、梱包を止めるために早く把握したい情報です。一方、日次の管理資料は定時更新で足りる場合があります。必要な反映時間を合意し、提供側が対応する方式を選びます。

Webhookが向く場面

必要なイベントが用意され、受信処理を安定して運用できる場合に適しています。通知対象、認証、再試行、データの意味、最新情報の取得方法を確認します。通知に必要な全項目が含まれるとは限りません。

通知が一度だけ、発生順に届くとは決めつけないでください。例えばStripeの公式資料は重複配信を説明し、イベント順序を保証していません。実際の接続先の仕様を個別に確認します。

ポーリングが向く場面

変更を検索できるAPI、まとめて処理する業務、適切なWebhookがないサービスで候補になります。問い合わせ間隔は許容遅延と利用制限の両方から決めます。間隔を短くすると、変更がない時間にも呼び出しが増えます。

APIが提供するカーソルやページ分割、変更位置の仕組みを使います。対象データを処理できてから読み取り位置を進める設計にします。複数ページの取得中にも更新が起きるため、日時で絞り込むだけで取りこぼしを防げるとは限りません。

通知と定期照合を組み合わせる

通知で早く処理を開始し、定期照合で欠落や状態の不一致を探します。受信メッセージの件数だけでなく、業務上の識別子と状態を比較します。古い通知の可能性がある場合は、接続先の仕様に沿って最新情報を確認してから反映します。

併用すると運用作業も増えるため、変更を見逃した場合の影響と比較して判断します。例外処理の担当者を決め、再実行でデータを重複させないようにします。

実装前の確認事項

  • どの変更を、どちらのシステムへ送るか。
  • 業務ごとにどれだけの遅延を許容するか。
  • 提供側が配信と履歴について何を保証するか。
  • 停止、重複、欠落をどう検知するか。
  • 誰が照合し、復旧を確認するか。

API連携の要件整理と合わせて確認してください。API連携開発のご相談は、接続元と接続先をお問い合わせからお知らせください。